コーチング用語


 TICEコーチングによくでてくる用語と、重要な概念を簡単にまとめました。興味がある方は、ご覧になってください。


 コーチ

 TICEコーチングにおけるコーチとは、ゴール達成に必要なマインドの使い方を教えることを通じて、クライアントをゴール達成に導く人のことです。

 コーチの語源は馬車です。馬車は、乗っている人や荷物を目的地に運ぶためのものです。

 そこから、人を目的の達成に導く人のことを、コーチと呼ぶようになったようです。

 今の日本では、スポーツの技術を教える人をコーチと呼び、それが定着していますが、海外では、家庭教師をコーチと呼んでいた時代もあったようです。

 TICEコーチは、全ての人には、無限の可能性があるという前提に立っています。親よりも、兄弟よりも、友人よりも、クライアントのゴール達成を応援しています。クライアントがゴール達成できると、心の底から信じています。


 ゴール

 ゴールとは、「将来こうなりたいという自分の姿、その時見えている世界」「自分が実現させたいもの、達成したいもの」のことです。また、そのような意味での「目的」という意味です。

 コーチングは、自己実現のために行なうもの、つまり、ゴールを達成するために行なうものです。

 ですから、ゴール(実現させたいこと、達成したいこと)がない人にコーチングをすることはできません。ゴールがない人は、そもそもコーチングを受ける必要がないということです。

 このことから、ゴールは、コーチングの中心的概念だと言えます。

 コーチングは、「大きな社会貢献をする」「ビジネスで成功する」「大会で優勝する」「平和な世界を実現させる」「本心からやりたいことを見つける」「人生を激変させる」等、何かしらのゴール(実現させたいこと、達成したいこと)を達成するために行なうものです。


 ゴールの設定

 TICEコーチングには、ゴール設定のルールが3つあります。ゴールを設定するときは、基本的に、この3つのルールに従って設定します。

 1、本心から望むゴールであること

 多くの人は、世間の目を気にしたり、「可能性があるか、ないか」「カッコイイか、悪いか」等を考えたり、親や世間から刷り込まれた価値基準に照らし合わせたりして、「自分のやりたいこと」を考えますが、そのようなゴールではなく、本心から望んでいること、本心から実現させたいこと、心の底から好きなこと、止められてもやりたいことをゴールに設定します。

 2、現状の外側に設定する

 現状の外側に設定するとは、「現時点では達成方法が分からないゴール」「自分が思いっきり変わらないと達成できないゴール」「自分のルールや習慣を変えないと達成できないゴール」を設定するということです。
 現状の内側にゴールを設定すると、マインドの性質上、スコトマ(固定観念)が外れなかったり、創造性が発揮されなかったり、意欲がわかなかったりするので、かえって現状に縛られてしまいます。
 そのため、ゴールは現状の外側に設定します。できるだけ大きいゴールの方がいいということです。
 現状の外側にゴールを設定し(大きいゴールを設定し)、そこに向かう道筋に通過地点のゴールを設定し、それをクリアしながら、最終ゴールを目指します。

 3、複数のゴールを、人生の各方面にバランスよく設定する(バランスホイール)

 コーチングは、自己実現のために行ないますが、その本質は、「幸せになるため」だと言えます。
 ですから、例えば「ビジネスで成功して年収10億円稼ぐ」というゴールを設定して、それが実現したとしても、みんなから嫌われ、孤独になり、健康状態も悪くなり、不幸になってしまったら意味がありません。

 そこで、それを防ぐために、ゴールを人生の各方面に、バランスよく設定します。
「家族」「健康」「人間関係」「趣味」「仕事」「社会貢献」「地域での役割」「老後」「心のよりどころ」「生涯学習」等のゴールをバランスよく設定するのです。
 一つの項目のゴールが複数あっても構いません。趣味や仕事のゴールが複数あってもいいということです。
 また、それぞれの項目を細かく分け、それぞれにゴールを設定することも、ゴールを達成する上で非常に有効です(ミニバランスホイール)。

 ゴールを人生の各方面にバランスよく設定して、極端な偏りがないようにすることが重要です。


 これらが、TICEコーチングにおける、ゴール設定の3つのルールです。

 この3つのルールを踏まえたゴール設定が難しい人は、暫定的に、今の自分がリアルにイメージできるゴールを設定しても構いません。

 ただし、それは期限付きにして、そこから徐々に、3つのルールを踏まえたゴールを設定するようにしましょう。


 ゴールの再設定

 ゴールを設定して、それを達成するための行動をしていると、やがてゴールに近づいてきます。

 ですが、ゴールに近づくにつれ、徐々に、取り組む意欲が弱まってきます。そして、ゴールを達成すると、その意欲が完全に失われてしまいます。燃え尽き症候群です。

 これを防ぐために、ゴールを達成する前に、新しいゴールを設定します。ゴールの再設定(更新)です。

 一般的な目的、目標の再設定と比べると、かなり早い段階で再設定します。

「ゴールの達成方法が分かったら」「そろそろ達成できそうだと思ったら」新しいゴールを設定します。

 定期的に、「今のゴールを達成したら、次はどうしたいか」「その次はどうしたいか」を考えるようにし、適宜ゴールの再設定(更新)をしましょう。

 定期的に新しいゴールを設定していると、以前設定したゴールは、すでに達成しているか、達成に近づいているので、あまり意識する必要がなくなります。

 以前設定したゴールは、通過地点になるということです。


 スコトマ

 スコトマとは、心理的盲点のことです。

 誰でも、「自分は知っている」「自分には見えている」と思い込むことによって、本当の答えや、より良い方法が見えなくなっていたという経験があると思います。

 また、多くの人は、「今自分が見ている世界」「自分が知っている世界」がすべてだと、なんとなく思っていると思いますが、実際に私たちが見ている世界、知っている世界は、世の中に存在するすべての情報の、ごく一部でしかありません。

 本屋に行けば分かりますが、そこには、自分が知らない情報(本)がたくさんあるのです。

 このように、全ての人には、知らないこと、認識できていない部分(情報)があるわけですが、これは、自己実現の大きな妨げとなっています。

 自己実現や目標達成ができない大きな原因の一つは、「知識不足」だと言われているのです。

 そのため、自己実現をするためには、スコトマの存在を意識する事が重要になります。

「スコトマによって、見えなくなっている部分があるのではないか?」「自分は必要な情報を、十分に持っているだろうか?」「本当は、もっといい方法があるのではないか?」と、常に考えることが重要ということです。

 スコトマによって見えなくなっている部分にこそ、私たちの無限の可能性が眠っているのです。


 エフィカシー

 エフィカシーとは、「自分のゴール達成能力の自己評価」のことです。

 簡単に言うと、「自分は何ができるかということに対する自己評価」「自分の能力に対する自己評価」、また、そのような意味での「自信」のことです。

 また、エフィカシーが高い人とは、「自分はゴール達成できる」と強く思っている人のことです。

 ゴールを達成する上で、エフィカシーが高いこと(「自分はゴールを達成できる」と強く思っていること)は、とても重要です。

「自分には無理だ」「自分はゴール達成できない」と思っている人は、そもそもチャレンジしませんし、チャレンジしたとしても、うまくいかないことがあると、すぐに諦めてしまいます。

 逆に、心の底から「自分は、絶対にゴール達成できる」と思っている人は、チャレンジするのはもちろん、失敗してもネガティブな考えは一切持たず、もう一度チャレンジすると思います。

 そして、何度もチャレンジしているうちに、最終的にゴールを達成すると思います。

 このことから、高いエフィカシーを持つことが、ゴールを達成する上で、とても重要であることが分かると思います。

 多くの人は、自分を過小評価したり、間違った謙虚さを持ったりしているので、エフィカシーが低いです。

 ですが、ゴールを達成するためには、とにかく高いエフィカシーを持つことが必要です。

 とにかく「できる」と思うこと、「何があっても実現できる」「自分は、超一流の~だ」と心の底から思うことが必要なのです。

 自分を「何の疑いもない状態」「絶対にできるという確信を持った状態」にすることが必要なのです。

 理由は、全く必要ありません。マインドの仕組み上、それが必要ということなのです。

 誰かがあなたに低い評価をして、それが客観的に事実だったとしても、それは、あなたのゴール達成とは全く関係ありません。

 ゴールを設定したら、とにかく高いエフィカシーを持ちましょう。心の底から、「自分はゴールを達成できる」と思いましょう。


 セルフ・エスティーム

 セルフ・エスティームとは、「自分の価値に対する自己評価」のことです。「自分はどれくらい価値があるか」ということです。

 また、セルフ・エスティームが高い人とは、「自分には価値がある」と強く思っている人のことです。日本語で言うと、自己肯定感が高い人と言えるかもしれません。

 高いセルフ・エスティームを持つことは、高いエフィカシーを持つことと同じく、ゴールを達成する上で、とても重要です。

 セルフ・エスティームが高い人(「自分には価値がある」と強く思っている人)は、能力が高い人や影響力がある人と接するときでも、引け目を感じることなく、常に堂々とした態度で接することができます。

 そういう人に対しても、緊張せず、落ち着いて、自分の考えをしっかり伝えることができます。

 ですから、セルフ・エスティームが高い人は、人脈を広げ、チャンスをつかむことができます。

 一方、セルフ・エスティームが低い人は、そのような振舞いができないため、チャンスをつかむことが難しくなります。

 セルフ・エスティームを高めるときも、エフィカシーを高めるときと同じように、とにかく「自分は価値ある人間だ」と思い込むことが重要です。

 ですが、それは「自分の価値」という特殊なものなので、人によっては、単純に思い込むことが難しいかもしれません。

 そういう人は、「価値ある生き方」を自分なりに考えて、実践するようにしてください。

 注意してほしいのは、世の中にある様々な価値観の中には、「自分の価値」を見出せないものが、たくさんあるということです。

 例えば、「経済的に成功している人には価値があり、そうでない人には価値がない」という価値観や、「容姿が綺麗な人には価値があり、そうでない人には価値がない」という価値観の場合、それを持つことによって、自分に価値を見出せなくなる人は、大勢いると思います。

 また、一時的には、自分に価値を見出せたとしても、年齢とともに、見出せなくなるかもしれません。

 セルフ・エスティームを高めるためには、そのような価値観ではなく、もっと人間の根源的な、普遍的な価値観を持つ方がいいです。

 例えば、「世のため人のためになることをして生きている人には価値があり、そうでない人には価値がない(自分は、世のため人のためになることをして生きているから価値がある)」というようなものがいいと思います。

 そのような価値観なら、年齢、容姿、能力、財産、地位、立場等に関係なく、自分の心がけ次第で、いつでも「自分の価値」を実感できるからです。

 いずれにしろ、高いセルフ・エスティームを持つことは、ゴールを達成する上で、非常に重要になります。


 ハビットとアティテュード

 ハビットとは、無意識の行動のことで、習慣や慣れ等のことです。

 アティテュードとは、無意識の判断のことで、行動の性向とも言います。

 全ての人は、何かしらのハビットとアティテュードを持っていますが、「無意識にできる(意識しなくてもできる)」というのは、基本的には便利でいいことです。

 例えば、自転車や自動車の運転、パソコンやスマートフォンの操作、料理、言語等は、はじめは、あれこれ考えながらでなければできませんが、慣れれば、何も考えずに(無意識で)できるようになります。

 そして、無意識でできるようになれば、それをやりながら別のことを考えたり、何かを操作したりというように、同時に別のことができるようになります。

 これは、非常に便利でいいことだと言えます。

 このハビットとアティテュードですが、ゴールを達成するためには、ゴール達成につながるハビットとアティテュードを持つ必要があります。

 今持っているハビットとアティテュードは、基本的には、現状を維持するために機能しているので、それらをゴール達成につながるものに変える必要があるということです。

 例えば、普段仕事が終わってから何となく行なっていること、普段何となく接している人、何となく避けている人、何となく行なっている立ち居振る舞い、何となく選んでいる商品、何となく見ているウェブサイトや動画は、現状を維持するために機能しているので、ゴールを達成するためには、それらを変える必要があります。

 ゴール達成につながるハビットとアティテュードを身に付けようとしても、それらに慣れるのには、時間がかかるかもしれません。

 ですが、続けていれば必ず慣れるので、それらを変えることを面倒くさがったり、恐れたり、諦めたりしないでください。

 自転車や自動車の運転、パソコンやスマートフォンの操作、料理、言語等が、次第に慣れて、無意識でできるようになったように、新しいハビットとアティテュードも、続けていれば必ず慣れて、無意識でできるようになります。

 ハビットとアティテュードは、後天的に身につくものなので、たとえ時間がかかったとしても、それらを変えることは可能なのです。


 ブリーフとブリーフ・システム

 ブリーフとは、信念のことです。自分自身、物事、世界などについて、「それは、こういうものだ」「これは、こうあるべきだ」と、その人が信じていることのことです。

 また、ブリーフ・システムとは、信念体系のことです。ブリーフ(信念)が集まってできている、無意識の行動や判断を規定するシステム。簡単に言うと、自分のルールの集まりのことです。

 エフィカシー、セルフ・エスティーム、ハビット、アティテュードもブリーフ・システムに含まれています。

 例えば、パソコンは、システム全体を管理するオペレーティングシステム(OS)と様々なアプリケーションソフトが絡み合ってできている、一つの情報処理システムだと言えます。

 同じように、人間のマインドも、様々なブリーフ(信念)が絡み合ってできている、一つの情報処理システム(ブリーフ・システム)だと言えます。

 パソコンが、そのパソコンのシステムに従った情報処理しかできないのと同じで、人間も、基本的には、その人のブリーフ・システムに従ったパフォーマンスしかできません。

 ですから、ゴールを達成するためには、ゴール達成につながるブリーフ・システムを持つことが、決定的に重要になります。

 ブリーフ・システムを変えずに、新しい行動をしようとしても、無意識が、ブリーフ・システムに従った行動しかしないので、うまくいきません。

 逆に、ブリーフ・システムをゴール達成につながるものに変えれば、無意識が、そのブリーフ・システムに従った行動をするので、「頑張らなければ」「努力しなければ」と考えることなく、自然とゴール達成ができるのです。


 自己イメージ

 自己イメージとは、「自分はこういう人間である」という自分のイメージのことです。

 全ての人は、身体的なこと、性格、長所短所、向き不向き、得意不得意、習慣、くせ、人との接し方、立ち居振る舞い、社会的地位、自分の価値、健康状態、過去の自分、将来の可能性、その他様々なことについて、「自分はこういう人間である」という自己イメージを持っています。たとえ意識していなくても、必ず持っています。

 コーチングでは、この自己イメージを積極的に変えていきます。

 自己イメージは変えることができないと思っている人が多いですが、実際は、いくらでも変えることができます。

 ほとんどの自己イメージは、周囲の人や影響力のある人に「あなたってこうだよね」と言われ、それを受け入れた結果つくられたものです。

 また、それは、しょせんイメージであり、後天的に身についたものです。

 ですから、いくらでも変えることができるのです。

 ゴールを達成するためには、すでにゴールを達成している自分のイメージ、ゴール達成に必要な能力が身に付いている自分のイメージ、すでにゴールを達成している自分を取り巻く状況のイメージ、ゴールに向かって着実に進んでいる自分のイメージ等を、自己イメージとしてしっかり持ち、その臨場感を高めることが重要になります。


 コンフォートゾーン

 コンフォートゾーンとは、「心地いい領域」「居心地がいい範囲」のことです。基本的には、その人が持っている自己イメージが、その人のコンフォートゾーンになっています。

 ゴールを達成するためには、自己イメージを変える必要がありますが、それは、コンフォートゾーンを変える(ずらす)ということでもあります。

 自己実現をするときは、まずゴールを設定しますが、その時点でのコンフォートゾーンは、現状にあります。

 つまり、今の仕事、今の能力、今の成績、今の預金残高、今住んでいる家、今の人間関係、普段の立ち居振る舞い、普段の服装等が、コンフォートゾーンになっているということです。それら全てが大満足ではないにしろ、根本的には、それらに「心地よさ」を感じているのです。

 ゴールを達成するためには、このコンフォートゾーンを、そこから(今の自分から)、ゴールを達成している自分に変える(ずらす)必要があります。

 先ほど、自己イメージの説明で、「ゴールを達成するためには、すでにゴールを達成している自分のイメージを、自己イメージとして持つ必要がある」という説明をしましたが、そのときに、「ゴールを達成している自分」の方が、今の自分よりも心地いい(コンフォートゾーン)と思えるようになる必要があるということです。

「すでにゴールを達成している自分」「ゴール達成に必要な能力が身に付いている自分」「ゴールを達成している自分を取り巻く状況」「ゴールに向かって着実に進んでいる自分」の方が、「今の自分」よりも圧倒的に心地いい(コンフォートゾーン)と心の底から思えるようになれば、あなたは誰に止められても、一直線に、ゴールに向かって進んでいくことでしょう。


 ドリームキラー

 ドリームキラーとは、ゴール達成(夢)を諦めさせてしまう人のことです。理由はどうあれ、ゴール達成を諦めさせるようなことを言う人は、みんなドリームキラーです。

 世の中には、「君には無理だ」「そんなことできるはずがない」と言って、ゴール達成の邪魔をする人がいます。中には、馬鹿にしたり、からかったりする人もいます。

 意外と多いのは、親、兄弟、先生、友人で、親切心から「やめておいた方がいいよ」と言ってきます。

 彼らは、なぜドリームキラーになるのでしょう?

 それは、ゴール達成を目指す行為が、彼らのコンフォートゾーンを揺るがす行為だからです。

 全ての人は自己イメージを持っていますが、自己イメージには、周囲の人との人間関係の状態も含まれています。

 つまり、「私とその人の人間関係は、このようなものである」という自己イメージを持っているということです。

 そして、その自己イメージは、その人のコンフォートゾーンになっています。

 そのため、突然、相手が、想像もしていなかったような大きなゴール(夢)について語りはじめると、その人のコンフォートゾーンは、思いっきり揺らいでしまいます(相手との関係が、心地いいものではなくなってしまいます)。

 例えば、あなたは平凡な人で、平凡な生活を送っているとします。

 そのようなあなたと接している人にとっては、「平凡なあなたと接している状態」が、コンフォートゾーンです。

 ですから、あなたが、「難関校への進学」「勤めている会社からの独立」「世界平和の実現」等について真剣に考えていると言いだしたら、その人のコンフォートゾーンは、思いっきり揺らいでしまうのです。

「難関校へ進学し、勉学に励んでいるあなた」「勤めている会社から独立し、経営者として成功しているあなた」「世界平和の実現のために活躍しているあなた」と接することは、その人にとって、居心地のいい状態(コンフォートゾーン)ではないのです。

 人間の無意識は、コンフォートゾーンを維持するように機能しています。

 ですから、あなたが、そのようなことを語り始めると、そのような人たちは、悪意はなくても、ゴール達成を諦めさせるようなことを言ってしまうのです。

 これが、身近な人がドリームキラーになる理由なのです。

 ですが、どのような理由があろうと、ゴールを達成するためには、ドリームキラーに、しっかり対処しなければなりません。

 最も有効な対処法は、「本当のゴール(夢)は人に言わない」というものです。

 ドリームキラーになりそうな人にゴールを話すときは、本当のゴールではなく、適当なゴールを話すのです。

 客観的に分析して「君には無理だ」と言う人がいますが、その人は、あなたの過去を分析しているのであって、将来の可能性や潜在能力については理解していません。

 全ての人には、「無限の可能性」と言っていいほどの潜在能力があります。それは、まぎれもない事実です。

 ですから、ドリームキラーに何を言われても、絶対に迷ってはいけません。ゴールを設定したら、遠慮しないで一直線に進んでいきましょう。


 ビジュアライゼーション

 自己実現をする(ゴールを達成する)ためには、自己イメージを変える必要がありますが、そのための手法の一つがビジュアライゼーションです。

 ビジュアライゼーションは、イメージを使って、ゴールの世界やゴールを達成している自分の臨場感を高める技術です。

 ビジュアライゼーションをするときは、まず、「すでにゴールを達成している自分」を鮮明にイメージします。

 ゴールを達成しているとしたら、自分は、どんな習慣、態度、能力、立ち居振る舞い、服装等をしているかを考え、鮮明にイメージします。

 また、どのような人間関係を持っているか、どのような家に住んでいるか、どのような心持ちで毎日過ごしているか、どのような仕事ぶりか、どのように地域の人と接しているか、経済面では何を重視しているか等も鮮明にイメージします。

 ゴールの世界で経営者になっているのであれば、会社や社員の様子はどうか、どんな物やサービスを提供しているか、お客さんの反応はどうか等も鮮明にイメージします。「ゴールを達成している自分」を、とにかく鮮明にイメージするということです。

 次に、過去の体験を思い出すなどして、「うれしい」「楽しい」「誇らしい」「すがすがしい」「気持ちいい」等の「ポジティブな感情」を呼び起こします。

 そして、呼び起こした「ポジティブな感情」を体感しながら、「ゴールを達成している自分」を鮮明にイメージします。

「ゴールを達成している自分」のイメージと「ポジティブな感情」を関係づけて、自分の無意識に刷り込む感じです。

 これがビジュアライゼーションですが、これを何度も繰り返すと、ゴールの世界やゴールを達成している自分の臨場感が高まります。

 そして、その臨場感が高まると、ホメオスタシスが、その自己イメージを維持するために機能するので、必要以上に「頑張らなければ」「努力しなければ」と考えることなくゴールが達成できます。

 基本的には、全ての人は、「今の自分」「今の状況」に高い臨場感を持っていますが、それだと、ホメオスタシスは現状を維持するために機能するので、ゴールを達成するのは難しいです。

 ゴールを達成するためには、とにかく「ゴールを達成している自分」の臨場感を高めることが不可欠です。

 ビジュアライゼーションは、そのための有効な手法の一つです。

 ※ビジュアライゼーションの詳細については、こちらを参照してください。


 アファメーション

 自己実現をする(ゴールを達成する)ためには、自己イメージを変える必要がありますが、アファメーションは、そのための手法の一つです。

 アファメーションは、言葉を使って、ゴールの世界やゴールを達成している自分の臨場感を高める技術です。

 アファメーションをするときは、まず、「すでにゴールを達成している自分」を文として書きだします。書き出した文に、ポジティブな感情が含まれていると、より効果が得られます。

 例えば、「私は、率先して、温かい家庭を築いているので、毎日、家族全員と幸せに暮らしています」「私は、独立、起業して、年商100億円の会社を経営しています。経営がうまくいっているので、毎日が楽しくて仕方ありません」「私は、ゴール達成に必要なことなら、どんなことでも失敗を恐れず、果敢に立ち向かっていきます。たとえ、失敗したとしても、それを簡単に乗り越えることができるので、毎日が、とても楽しいです」等の文を書きます。

 次に、その文から想起されるイメージを思い浮かべながら、その文を読みます。

 簡単に言うと、これがアファメーションですが、これを何度も繰り返すと、書き出した文の状態の臨場感が高まります。つまり、それが自己イメージとなり、その臨場感が高まります。

 そして、その臨場感が高まると、ホメオスタシスが、その自己イメージを維持するために機能するので、必要以上に「頑張らなければ」「努力しなければ」と考えることなく、その状態に変わっていけます。

 アファメーションは、ゴールの世界の臨場感を高める技術なので、毎日行なうのが理想です。

 アファメーションの効果が得やすいのは、夜眠る前と、朝起きた直後です。脳波の状態が、シータ波からアルファ波の状態のときが、特に効果的ということです。

 また、ゴール達成に有効だと思うアファメーションがあったら、どんどん行なうようにします。逆に、必要ないと思ったアファメーションはやめるようにしてください。

※アファメーションの詳細については、こちらを参照してください。


 セルフトークのコントロール

 セルフトークとは、「しまった!」「なんて私は馬鹿なんだ」「いいぞいいぞ!」「うまくいった!」というような、内省的に言う独り言、自分自身に語り掛ける言葉のことです。

 誰でも、人の話を聞いているとき、テレビや新聞を見ているとき、何らかの作業をしているとき等に、心の中で、あれこれと独り言を言っていることがあります。もちろん、声に出して言っていることもあります。これらは、すべてセルフトークです。

 自己実現をする上で、このセルフトークをコントロールすることは、とても重要です。

 なぜなら、人は、1日に数万回(一説には5万回)ものセルフトークをしていると言われていますが、そのセルフトークによって自己イメージがつくられるからです。

「なんて私は馬鹿なんだ」というセルフトークを繰り返すと、「私は馬鹿である」という自己イメージを持つことになります。テストで50点をとった時に「まあ、こんなもんだろう」というセルフトークを繰り返すと、「私には50点が普通である」という自己イメージを持つことになります。「いつも失敗するんだよなぁ」というセルフトークを繰り返すと、「私は、いつも失敗する」という自己イメージを持つことになります。「どんな困難でも乗り越えられる」というセルフトークを繰り返すと、「私は、どんな困難でも乗り越えられる」という自己イメージを持つことになります。

 そして、人は潜在意識(ホメオスタシス)の働きによって、実際に、その状態になっていきます。

 そのため、自己実現をするためには、自己実現につながるポジティブなセルフトークをし、ネガティブなセルフトークは、一切しないようにする必要があります。つまり、セルフトークをコントロールする必要があるのです。

 以下に、「ポジティブなセルフトーク」と「ネガティブなセルフトーク」の例を挙げるので、それらの違いを理解して、セルフトークをコントロールしてみてください。


「ポジティブなセルフトーク」

「俺って最高!」「失敗したけど、そういうときもある」「今はできないけど、必ずできるようになる」「気にする必要はない」「コツをつかめば、何でもできる」「少しずつだけど、確実に良くなっている」「明日があるさ」「どうにかなるさ」「必ずチャンスは来る」「自分には価値がある」「私にはできる」「これが大好きだ」「これは自分が選んだことだ」


「ネガティブなセルフトーク」

「私のせいだ」「ボールを落としてしまった」「私は、いつも重要なときに失敗する」「私には、売り上げが伸ばせない」「私たちは、いつも負ける」「私は、その仕事に就けない」「私はいつも貧乏だ」「しなければならない」「ああすべきだった」「そうしていただろうに」「こうできたはず」「ああしさえすれば」「私は一体どうしたというのだ」「なぜこんなにばかな真似を」「またやってしまった」「自分は一体どうなっているんだろう」


※セルフトークのコントロールの詳細については、こちらを参照してください。